スポーツウエルネスビジネスに関わる法務・会計・ファイナンス 報告
「スポーツウエルネスビジネスに関わる法務・会計・ファイナンス」の授業で法廷教室を用いた模擬裁判(証人尋問)を実施しましたのでご報告いたします。
〜模擬裁判のテーマ「スポーツウエルネスビジネスにおける紛争と解決プロセス」〜
本授業では、成長産業であるスポーツウエルネスビジネスで発生し得る紛争をテーマとしました。
学生は、プロバレーボールチーム運営会社とサプリメント会社の間で発生した「ドーピング禁止物質混入」による損害賠償請求事案を題材に、当事者間の契約をどう解釈し、それを法的な主張にどう結びつけるかという法律家の思考プロセスを体験してもらいました。
また、公認会計士資格をもつ教員のサポートのもと、運営会社側には、紛争発生時に想定される巨額損失(スポンサー解除、売上減少など)についても検討してもらいました。
■実施内容
本物さながらの法廷で繰り広げられた白熱の尋問 授業のクライマックスでは、法廷を再現した教室で模擬裁判を実施しました。
学生は原告側・被告側の2グループに分かれ、それぞれ約30項目の鋭い質問を事前に準備。
当日は、弁護士資格をもつ教員2名と、スポーツウエルネスマネジメント分野の教員1名が、法衣を着用して裁判官役を務めました。
緊張感あふれる尋問の中、学生は事前に準備した考察に基づきながらも、とっさの状況判断力と瞬発的な言い換え能力を発揮し、教員も思わず熱を帯びるほど、実際の法廷さながらの議論が展開されました。
■教員からの講評と学生の学び
模擬裁判後のフィードバックでは、両チームの緻密な準備と柔軟な対応が高く評価されました。
- 原告側:被告主張の非合理的な点を見抜き、鋭く追求できていた
- 被告側:防御すべきポイントを分担して整理しており、瞬発的な言い換えが見事だった
模擬裁判後には、体験した紛争から契約内容の問題点を分析するセッションを行いました。
実際に紛争を体験することで見えてきた問題意識をもとに、それを契約締結交渉というビジネス場面に遡って、契約交渉でどんなことに注意するかを考えました。
スポーツウエルネスビジネスの現場に直結する実践的な学びとなりました。改めて本授業に多大なるご尽力を賜りました先生方に心より御礼申し上げます。



